あなたの呼吸、もっと意識しませんか

皆さま知っての通り、私たちは酸素なしには生きられません。
その大切な酸素を、空気を吸い込むこと、つまり呼吸によって体内に採り入れています。
眠っている間も、この文章を読んでいる間も、私たちは呼吸を繰り返しています。
絶え間なく続けている呼吸に、最近、少し問題が出てきていると言われています。
あなたの呼吸は大丈夫ですか。

「鼻」には、どんな役割が?

呼吸に大きく関わっているのが顔の真ん中にある鼻です。
鼻の奥(鼻腔・びくう)の壁には上中下段からなる「鼻甲介・びこうかい」という棚がついていて、吸い込んだ空気はこの棚の間を通り抜けていきます。

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空気清浄

空気にはほこりやごみ、細菌などいろいろな異物が含まれています。
鼻毛や鼻の粘膜がこれらの異物の大部分を取り除きます。
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温度調節

肺での呼吸に最適な空気の温度は役37℃と言われています。
鼻腔で空気を温めたり、冷やしたりして最適な温度に調節します。
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加湿

乾燥した空気が肺に送られると、肺は痛みやすくなります。
乾燥した空気が鼻に入ってくると、鼻腔で湿り気を与えます。
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3段からなる鼻甲介の上だの天井に、においを感知する嗅細胞(きゅうさいぼう)があります。
空気中に含まれるにおい物質の分子が嗅細胞に触れると、嗅細胞を通じて脳にその刺激が伝わることで、においを感じます。
においを嗅ぐときに鼻をクンクンさせるのは、空気を強く吸い込んで、におい物質の分子が嗅細胞に早く達するようにするためです。

他にもこんな役割も

“鼻声”と言う言葉があるように、鼻は発声にも関わっています。
鼻腔には声を共鳴させる働きがあります。
鼻腔に共鳴させると声の響きが明るくなり、音量が増します。

鼻呼吸をすべき理由

口呼吸は補助的な役割

私たちが口呼吸をするのはどんなときでしょうか。
一般に、鼻が詰まったとき、激しい運動をしたとき、外気が非常に高温(低温)のときなどです。
つまり、口呼吸はあくまでも鼻呼吸の補助であり、通常の呼吸は鼻でするべきなのです。
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口呼吸がもたらす健康トラブル

口は鼻のような空調管理システムをもっていません。
そのため口呼吸を行うと、口の中が乾燥し、唾液による殺菌消毒作用が不十分になります。
また、空気中の細菌やウィルスが喉の奥にある扁桃と呼ばれる免疫機能をもつ組織にダメージを与え、免疫力を低下させ、さまざまな病気にかかるリスクを高めます。

出典 ヘルシーライフスタイル|class A