マッサージの健康効果とは

マッサージの健康効果には、大きく分けて2つあります。

ひとつは、よく知られている「身体の不調を和らげる効果」

肩こりや腰痛の他、むくみや炎症を抑える作用などです。

そして、もうひとつは、「心に対する効果」

不安やうつ、怒りなどネガティブな感情が和らぎ、気分が落ち着いたり、気持ちに活気が出てきたりします。

ただしセルフケアではなく、経験豊富なマッサージ・セラピストの施術を通して行われる手技に“手当て”としての効果が多分に期待されます。

身体に効くマッサージ

まず、マッサージをすると、血行が良くなります。

そのため、疲労物質が一箇所に溜まることを防いてくれるのです。

歯肉炎で血行が悪くなってしまった歯茎も、軟らかい歯ブラシや指先などでマッサージすることで改善する、と言われています。(ソフトに10秒ほど10日間ほど行う)

また、頭皮マッサージを6ヵ月続けたら、髪の密度が増えたり、ハリやコシが出てきた、という報告もあるそうです。

ストレスが原因の慢性的な肩こりや腰痛、月経前症候群、緊張型頭痛などは、すぐに効果がでる場合が多いので、試してみる価値は大いにあります。

その他、血圧が下がった、がんの痛みが緩和された、など様々な報告もされています。

心に効くマッサージ

体調不良以外にも、マッサージの効果としてあげられるのは、ストレス緩和、すなわちリラックス効果です。

マッサージされることで、心身を緊張状態にしている交感神経の働きが低下し、リラックスさせる副交感神経が活発化する、というものです。

そして、マッサージ後には、近年、抗ストレスホルモンとして注目の集まっている「オキシトシン」が増加した、という研究結果もでています。

赤ちゃんにおかあさんがマッサージしてあげることで、母子共にストレスが減った、とか、不安、うつ、緊張感などが薄らぎ、気分に活気がでた、気分がリフレッシュできた、という報告も多々あり、不安症状が原因の不眠などにも効果が期待できます。

症状別、あなたにぴったりのマッサージはこれ!

マッサージ、と一口に言っても、いまや世界各国のものが氾濫しています。

一体、自分の症状にはどのマッサージが良いのでしょう?

1. 肩こり、腰痛などの改善には

タイ古式マッサージ
ストレッチと指圧を組み合わせた施術が特徴のマッサージで、筋肉全体をほぐす効果が高い。
ストレッチにより、筋肉の可動域を広げて、こりや痛み、身体のゆがみを整える。

2. むくみ、冷えなどによる血流のよどみを整えるには

スウェーデン式マッサージ
オイルを使って筋繊維に沿って筋肉をほぐし、全身の血流をたかめるのが特徴。
欧米では、マッサージといえばスウェーデン式を指すと言われるほどで、解剖学や生理学に基づき、手技を体系化した元祖。

3. 痛みなどの不調改善には

推拿療法(すいなりょうほう)
中国の伝統医学のひとつで、痛みのある場所や経路、つぼに強い圧をかけてじっくりと押して痛みを分散させ、その後、周りの筋肉をもみほぐす。

台湾式足裏マッサージ
足裏の「反射区」と呼ばれる場所を、強い圧で押しながらほぐし、内蔵を含む各器官を活性化する。

4. 身体の排出力アップには

リンパドレナージュ
優しいタッチでリンパの方向に沿って押し、皮膚の下にあるリンパの流れを促す。

オステオパシー
全身のゆがみから不調の原因を探し、からだを軽くさすったり、背骨を細かくゆらしたりしながら、神経と骨格のゆがみを調整し、血液やリンパの流れを整える。

5. 心をほぐしてストレス解消&リラックスには

ハワイアンロミロミ
世界で最もスピリチュアルなマッサージと言われ、施術を受けるひとの気の流れにポイントを置きながら、フラダンスのような横揺れとリズムでもみほぐしながら、悪い気を外に出す。

エサレン
ヒーリング系のマッサージで、リズムと強弱でゆらぎを感じるようなロングストロークのマッサージが特徴。

アーユルベーダ
インドの伝統医学。
個々人に対して3つのエネルギーをカウンセリングで調べ、それぞれのタイプに適したオイルを全身に浸透させるのが特徴。

*いろいろと分けてみましたが、必ずこれといものではなく、自分のフィーリングにあったものを選ぶことがポイントです。

また、専門のところにいかなくても、人の手のぬくもりで癒されるところもありますので、夫婦、親子など、身近な人とマッサージし合うのも、心と身体のエネルギーチャージには良い方法かもしれません。

出典 これであなたも医の達人