人間の体は、常にベストの状態を保つように、さまざまな機能が働いています。
ストレスが加わった時も、体は元の良い状態に戻すよう、さまざまな反応をします。


それがストレス反応です。

たとえば、寒い時に体がブルブル震えたり、暑い時に汗が出たりするのも、ストレス反応の一つです。

ほかにも、プレッシャーを感じて胸がドキドキしたり、緊張してのどが渇いたり、恐怖を感じて鳥肌が立ったりするのもストレス反応です。

嫌なことがあると、イライラしたり寝つきが悪くなったり、食欲がなくなったり、逆に無性にものが食べたくなったりしますが、これもストレス反応の一つです。

私たちの体で最初にストレスを認識するのは「脳」です。

精神的ストレスや身体的ストレスも全身に張りめぐらされた神経を通じて、その情報が脳に行きます。

そして、脳の「視床下部」というところでストレスと認識されます。

視床下部の働きはたくさんあります。

ストレスを認識するほかにも、体温調整や下垂体ホルモンの調整、さらに摂食行動や飲水行動、性行動、睡眠といった本能行動、怒りや不安などの情動行動も司っています。

先ほど述べたような、さまざまなストレス反応が起きるのも、そうした行動を司っている視床下部とストレスが深く関わっているからなのです。